ニュージーランド自転車旅行記 北島編1日目

昨夜パッキングをして寝るのが遅くなったせいか、起きたのは7時ぐらいだったか。同じく昨夜遅くに洗った服たちを乾燥機に入れ、グラント(ホームステイ先のおじいさん)に言われて畳んだダンボールと、電子レンジで作り出してしまったダークマター(米電子レンジ30min)をゴミ箱へ。

家に送り返す箱は包装はしていたものの送り先を書いていなかった。衝動で買ったギターは語学学校に置いていくことにしよう。

 

全ての準備をおえて自転車を外に立て付たらホストファミリーたちと最後のあいさつ。ホストマザーとハグをして泣きそうになったけど押しとどめて語学学校へも挨拶に。

f:id:origin8explore:20191011203420j:image

授業の前なのに先生方、生徒達が出てきてくれて、僕を見送ってくれた。また戻って来よう。3ヶ月ありがとう。

 

郵便局で要らない荷物を送り返し、フェリーターミナルへ。渡し船を使って時短するためだ。

向こう岸へ渡り、ついに出発。ペダルを押していくと寂しさは楽しさに変わっていった。

f:id:origin8explore:20191011203443j:image

一つ目の峠でホストマザーが持たせてくれたサンドイッチでお昼御飯を済まし、向かい風に煽られながら今日最後の峠へ。南極とオーストラリアから吹いてると思うとロマンを感じるが、そんなものは後から思い出したものにすぎず、ただただキツかったな。

 

狭く、砂利のある路肩行き交う車に苦戦しながら漕いでは、押し歩き超えたのは17時頃だったろうか。

日が暮れてきて焦りが込み上げてくる。予定していたキャンプ場まではあと40キロ、夜道を走る気力は風と峠で使い果たしていたので、ネットでキャンプ場を調べ直したら20キロ先のンガテア(Ngatea)という町にフリーサイトがあるようだ。今晩の宿はその町にしよう。

 

風は相変わらず凄酷かったが、夕日の淡いオレンジ色と青空に囲まれ、幻想的な中走っていた、町に着いたのは19時前。小さなスーパーがあったので即座に水とフルーツ缶、ビスケットを購入。キャンプ場へ行くと車が数台止まっていてすぐに荷物をバラしてテント張った。

 

やけにハイテクなトイレ(入ったら音声案内が始まって音楽が流れる。しかも自動ドア)で手拭いを濡らして体を拭き、不快指数を下げた後夕食にツナ缶パスタを食べる。やっと落ち着いた。

 

今日はガイ・フォークスディという日で夜遅くまで花火の音が響いていたが、うるさいなぁと思っていたが、花火をあげるのはこの日ぐらいなようなので仕方ない。まもなく深い眠りの中へ。