3日目 ニュージーランド 自転車旅行記

九時頃かそのへんに起き、朝食にオートミール、フルーツサラダを食す。なんだか体がだるくて、落ち着かなくて、チェックアウトしてからもスマホを触ったり目を閉じてグルグル考えたり

やっぱり早く出ないと気分も上がらないなと、昼前に意を決して出発。渡しフェリーで煩わしい道路をショートカット出来ると聞いたのでフェリー乗り場に向かった。対岸までは7ドル(約600円)、自転車はタダで乗せられる上、荷物つけたそのままの状態で乗船。「空いてるところに立てかけたらいいから」とクルーのお兄さん。この感覚はドイツ鉄道以来だ。

f:id:origin8explore:20191031230540j:image↑フェリーターミナル構内。自転車に優しいのは法整備のおかげでもある。

離れていくオークランドの街並みを眺めてボーとしてたらあっという間に向こう岸に到着。

路肩に止まっている車の多さに活発にフェリーを使っている様子が伺えた。その小さな港から、いくらか坂の多い街を超えてある境界を過ぎると早くも牧場と林が広がり始め、峠が始まった。北の果てまで500Kmの道のりが始まったんだな。

昼食を食べ路肩で昼寝をしていると、バイクのおっちゃんや、車に乗った家族らがわざわざ止まって「大丈夫?」「ちゃんと飯食ってるか?」と声をかけてくれた。オレンジ食べて寝転がってただけなので、正直寝ていたかったけれど、ありがたい事です。

しばらく海沿いの曲がりくねった坂を漕いだ後キャンプ場手前のスーパーマーケット「New World」でツナ缶やらパンやら食料を買い込みキャンプ場に到着。

しかしフロントのおばちゃん「ネットで予約、納金してからじゃないと泊まれない」との一点張りで、ビジターセンター探したり、電話掛けてみたり試行錯誤するも、出来なくて、そしたらおばちゃんの方がしぶしぶ「泊まってきな!」と。涙目だったので本当に安堵した。(その後気持ち悪いので再度試したら支払いが完了。)

18時30分、暗くなってきてからようやくテントを張り始めているとイギリスから来たという男性に声をかけられる。名をアダムと言い同じく自転車で旅をしているらしい。

f:id:origin8explore:20191031230703j:image↑基本食事はパスタだ。腹に溜まるしすぐに、簡単に作れるので重宝している。

キャンプ場の鬱陶しいシステムについてや、洗濯の方法についてなどアダムとおしゃべりしつつ、荷を片し夕食。トマトバジルツナパスタを喰らい、ジンジャーエールを口に含むんだ。

テントの外は暗く、やや肌寒いが落ち着く。

歯を磨いて11時過ぎ、就寝。

 

走行距離48km 総走行距離236km